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クラウンパフォーマンス1 [クラウンアクト]

頼まれて1年ぶりにクラウンパフォーマンスをやりました。

まずはメイクを見せました。本来は人に見せるものではありませんが、相手が色々と質問しながらとても熱心に見てくれるので、逆に私のほうがクラウンのメイクの意味について考えさせられました。

たとえば、
「青や赤のラインは何のために引くんですか?」という質問。とっさに、
「これは大きな目と大きな口を表しているんですよ」
と答えましたが、相手は納得していないようでした。それはそうですよね。なぜクラウンは目や口が大きくなくてはいけないのか、問題はそこです。

あとで考えると「遠くからでも、はっきりと表情が見えるためですよ」と答えるべきだったかなと思うのですが、うーん、我ながら腑に落ちない。なぜ、はっきりと表情が見えることが重要なのかという疑問が残ります。

ただ、サーカスのクラウンのように広い会場で演技を見せる場合には、派手なメイクは確かに有効です。白地に赤や青という色合いも目立ちます。すべてはお客様に分かりやすいように、警戒心を持たせないようにという工夫なのでしょうか。

「クラウンのあなたを見て、怖がる子どもはいませんか?」という質問もありました。いい質問です。
「私がクラウンを始めた頃、プロのクラウンさんとネットで知り合いました。その人がクラウンの心得として教えてくれたのが、『All for you,it’s my pleasure.』(すべてあなたのために、それが私の喜び)という言葉です。なんでもお客様本位で考えなさいという意味が込められたこの言葉が、私のクラウンを支える言葉になっています。

だから、もしクラウンである自分を怖がる子どもがいたら、自身を押し付けずむしろ姿を隠すようにしています。」
実際、たくさんの子どもが私のクラウンを怖がって泣きます。もちろんそんなときは視界の外にハケるようにします。

こんなやりとりをしながらメイクをしていたら、肝心のアイラインを引くところで失敗しました。やりなおし。

でも、楽しい時間でした。

つづく
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