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幼稚園であそぼ!(1) [幼稚園パフォーマンス]

まずは、準備をしましょ

 千葉市内のある幼稚園でパフォーマンスをはじめて14年になります。毎年、夏の夕涼み会に呼んでくれるのです。「今年でもう呼んでもらえないかもしれない」と思ったときもありました。「今年も呼んでいただきありがとうございました」と挨拶すると、園長先生が「クラウンQさんがよろしければ、ずっと来てください」と言ってくださいました。とてもありがいことです。お言葉に甘えて毎年うかがっています。芸の上達は今一つですが……。
 パフォーマンスの準備は何週間も前からはじめます。ノートにこれまでの演目と流れを書き残してあるので、まずそれをチェックします。ウケた演目、ウケない演目。ウケてもやりたくない演目、ウケなくてもぜひやりたい演目。これまでに勉強したり、見たりしたパントマイムやマジックのノートもあるので、何か新しい材料がないかをチェックします。
 マジックについては業者のホームページでカタログを見て、何か使えそうなマジックがないか調べたりもします。演目が決まったら、子どもたちの反応をイメージしながら、自然な流れになるように構成を考え、ノートにまとめていきます。次に材料をそろえます。必要なものはすべてノートに書き出してあります。衣裳は毎回同じものなので、洗濯するぐらいなのですが、バルーンやマジックの道具は消耗品が多いので、早めに購入するようにしています。メイク道具もそろっているかチェックします。その次はBGМの作成です。私は主にシルクドソレイユの音楽を使っています。当日、音響係がいるわけもないので、流しっぱなしで使えるような構成にしています。犬の吠える声をネットで探して入れたりすることもありますが、タイミングが難しくうまくいったことがありません。最後にBGМを流し、ノートで演目の順番や内容を確認しながらイメージトレーニングをします。何度も繰り返し、大きな問題がないことを確認したら実際に演じてみます。うまくいかないところは修正しながら、仕上げていきます。
 前日は最終チェックです。ストレッチなど身体のチェックも含めて、すべて問題がないか確認します。当日はもちろんですが、前日もなるべく夏休みを取るようにしています。夜とは言え、暑い中でのパフォーマンスなので体調が第一です。当日は朝からストレッチをしたり、イメージトレーニングをして過ごします。午後は軽く昼食を摂り、少し昼寝をしてシャワーを浴びてから、メイクにとりかかります。仕上がるまで約1時間です。メイクをしてから、BGМに合わせて実際に動いてみます。クラウン用の眼鏡を使いはじめてからは大丈夫なのですが、それ以前は眼鏡をとると距離感が全く違ってしまい、動きが制限されることもしばしばでした。これからクラウンをやる近視、乱視、老眼の方は専用眼鏡の購入をお勧めします。眼鏡だけではなく、衣裳によっても動きが制限されることがあるのでこの最終チェックは必要です。

つづく
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