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バルーンで遊ぼう(3) [バルーン]

応用編だよ。

ある程度作品が作れるようになったら、道は2つ。
一つはネットや本に紹介されている様々な作品に挑戦し、やかてはオリジナルの作品をこしらえて紹介するクリエーターを目指す道。作品を人に上げたり、目につくところに置いてもらいましょう。みんな喜びますよ。
もうひとつは様々なイベントで子供たちに作品を作ってあげるパフォーマーを目指す道。風船一本であっという間に動物や剣を作ってみせます。子供の目が輝きますよ。

凝った作品は作り上げるのにどうしても時間がかかるので、パフォーマンスには向きません。特に後ろで順番を待つ子供がいるときはね。でも、最近の若いバフォーマーはアニメキャラクターなどを短い間に作ったりするので驚きです。若さにはかないまへん。

では、ここからはパフォーマンスについて。
ほんの1、2分とは言え、風船で何かを作るあいだ子供を待たせることになります。長い列になることもあります。単純な造形を選んでなるべく待たせないことも大切ですが、列の後ろの子たちも楽しめるパフォーマンスをすることも必要です。

私の場合は、クラウンのコスチュームや仕草がひとつのパフォーマンスです。
さらに、大きなポンプで盛り上げます。ひと押しで260一本を完全に膨らますことができます。これだけでもオーッという歓声が起こります。購入した当時は個人輸入しか入手する方法がなくてコストがかなりかかりましたが、今思うと買ってよかった。私のよきパートナーです。ただし、紙製なので雨に弱いのが玉に瑕。




そうそう膨らます前にバルーンを伸ばすのですが、ここでもパフォーマンス。伸ばしながら子供の背丈を測ったり、身体に巻きつけたりして見せます。最後は誰かに端を持ってもらい、いい放しちゃだめだよとパントマイムで伝えてから、いきなり走り出す。相手が我慢できずに放すとパチーン。イタタタとオーバーに痛がってみせます。

リクエストに応えて動物や剣を作りますが。犬の場合には最後に尻尾をフーッと吹いてもらい、タイミング良く尻尾の先を膨らまします。子供の顔が花が開くようにパッと笑います。丸い尻尾の先を振って、ワンワンと鳴きマネ、子供の顔に命を吹き込まれた犬がじゃれつきます。楽しい瞬間です。

では、尻尾を膨らましてみましょう。


左の親指と人差し指で風船の先端をつまみ、伸ばしながら掌で握ります。

右手は膨らんだ部分を掌で包むように持ちます。

そのまま右手でギュッと風船を握ると先端が膨らみます。右手の掌から風船の空気が漏れないように握るのがコツ。このコツさえつかめば簡単なのですが、最初はなかなか出来ずにイライラするかも……。

剣の場合は最初に チューリップツイストで 柄飾りを作ります。できたらお客さんに飾りを手のひらでポンポンと軽く叩いてもらいます。次に鍔の部分を二重に折って準備をし、1、2、3と元気よくかけ声を掛けてもらいます。エイッという気合いとともにひねり、一瞬で剣な出来上がり。これも男の子にウケるパフォーマンスです。

「柄飾り」(チューリップツイスト/シューマイひねり)にチャレンジ



風船を縛るときに出来た結び目を押し込むように、左手の人差し指を風船の中に入れます。

右手の指で外から結び目をつまみ、そのまま何度かねじります。5、6回ねじりましょう。

左手の人差し指以外の指を使って、人差し指を抜きます。抜いたら手を離さずにシューマイ状の風船を他の部分に押し付けるようにしましょう。

そっと手を離して、元に戻らなければ完成です。チューリップツイストはチューリップはもちろん、様々な飾りに使えて便利ですが、元に戻りやすいのが欠点です。剣を作ると何度も修理を頼まれますから、覚悟してください。修理もまた子供と触れ合う良い機会だと思いましょう。

では、皆さんバルーンツイストを楽しみましょう。

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