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クラウンメイクで遊ぼう!(3) [クラウンメイク]

目のメイク

⑱「アイライナー」または「アイペンシル」で上下のアイラインを引きます。少し太めにくっきりと引くのですが、初めての人は少しずつ太くしていきましょう。馴れないと左目が難しいです。目尻は長めに引いて、必ず下げます。下げると優しい感じになります。
アイラインが乾いたら、睫毛についたクラウンホワイトをティッシュで取ります。睫毛を引っ張るようにするので、メイクの度に睫毛が少なくなるような気がします。付け睫毛を付ける人もいます。カラフルなのが販売されているので、楽しいと思います。私は目が悪いので専用の赤い眼鏡をかけています。厚いメイクのため、クラウンにはコンタクトレンズは向かないようです。

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鼻をつける

⑲付け鼻はクラウンメイクの中心です。私はビニール製の「クラウンノーズ」を使っています。安いスポンジの鼻もあります。サーカスクラウンノーズという紐のついた鼻もあります。ノーズパテという粘土を使って作る方法もあります。
⑳ビニール製の「クラウンノーズ」には様々な形があるので、その時の気分で鼻を選ぶだけで楽しくなります。専用の「スピリットガム」(左端)で付けるのですが、鼻にも「クラウンノーズ」の裏側にもしっかり塗っておかないと、特に夏場のショーでは汗で取れてしまうことがあります。「スピリットガム」を塗ってすぐに付けるのではなく、少し乾かしてから付けるのがコツです。自転車のパンク修理に使う接着剤と同じです。他に専用のテープ(右下)もあります。これはかなり強力なので、最近はテープと「スピリットガム」を併用しています。

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メイク落とし

○まず「クラウンノーズ」を取ります。専用の「リムーバー」を塗ると、「スピリットガム」もきれいにとれます。
○「クレンジング」を顔に塗ってドーランとなじませてから、「ティッシュ」で拭います。○水で流してから、洗顔石鹸で洗い落とします。
○「スピリットガム」はなかなか落ちないので、爪で掻くようにして落とします。
○目のメイクも完全にとるには少し手間がかかります。
○自宅なら問題ありませんが、私の場合もトイレや控え室の手洗い場などでメイクを落とすことが多いです。そういう場合、その場所を汚さず、きれいにして立ち去るのがとても大切なことだと思っています。
○クリームまたはローションを塗り、肌のケアをします。

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おわり

↓ 私が参考にしたクラウンメイクの本です。全文英語ですけど難しくはありませんよ。


Strutter's Complete Guide to Clown Makeup

Strutter's Complete Guide to Clown Makeup

  • 作者: Jim Roberts
  • 出版社/メーカー: Java Pub Co
  • 発売日: 1991/03/01
  • メディア: ペーパーバック



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クラウンメイクで遊ぼう!(2) [クラウンメイク]

準備

①髪をバンドなどで留めます。
②顔をよく洗います。
③かぶる衣裳(Qの場合はボーダーのシャツです)だけは、身につけてその上からタオルをかけます。
④新聞紙を、テーブルの上だけでなく座る場所や床の上にも敷きます。自宅ならともかく、現地でメイクをする場合には、使わせていただいた部屋を汚さないのが鉄則です。

白塗り

⑤私は下地を使っていませんが、肌の痛みやメイクののりを気にする方は使った方がいいと思います。
⑥「クラウンホワイト」を左手(利き手の反対)の甲の側の親指と人差し指の間の場所に、「ヘラ」などで取ります(パレットの代わりです)。ヘラでこねてなじませます。
⑦私は「クラウンホワイト」を、右手(利き手)の人差し指につけて顔に塗っています。「毛筆」で輪郭だけ描いておき、後で中を塗るという方法もあります。やりやすい方法を選ぶといいでしょう。どこを白く塗るかは、クラウンの種類や個性によって違うと思います。私の場合は目の周りと口の周りしか塗りません。鏡を見ながら額の右側から、眉、目の周り、目の下と塗っていきます。ドーランは、水をつけたスポンジで伸ばすのが一般的ですが、屋外で長時間もたせるために、多少厚く塗っておきます。厚く塗ることで眉をつぶすこともできます。目の周辺が難しいのですが、とりあえずざっくり塗っておきます。左側も塗ります。額のどのあたりから塗るのかは、表情を作ってみるとここだという場所が見えてきます。クラウンは表情が命なので、特に喜怒哀楽の大きな表情を作りながら塗っていくことがコツです。
⑧「毛筆」を使って目のあたりの細かいところに、クラウンホワイトを塗ります。目の縁には「アイライン」を入れるので、そこは塗らないように気をつけます。睫毛についてもとりあえずこの時には気にしません。後で取り除きます。指で塗った場合は、輪郭がはっきりしないことがあります。はみ出してしまったクラウンホワイトを塗らした「綿棒」を使って取り除きながら輪郭を作るといいでしょう。
⑨口の周りに塗ります。私の場合は笑って口角を上げたときに、円形にふくらむ頬のあたりからアゴまで塗っています。こうすることで笑顔が強調されます。
⑩白を塗り終えたら「パウダー」を白い部分につけていきます。パフに「パウダー」をつけて、白い部分を抑えます。パフ本体にクラウンホワイトがつかないように、一回ごと「パウダー」つけて抑えていきます。最後に指と掌で塗った場所を抑えてクラウンホワイトとパウダーをなじませます。、そして指や掌にクラウンホワイトがつかないことを確認します。指や掌にベタっとつくようであれば、さらに「パウダー」で抑えます。
⑪「ハケ」を使って余計なパウダーを落とします。最初は大きなハケで全体的に、次に小さめのハケで細かいところを丹念に落とします。このとき、衣裳や新聞紙の敷いていないところにパウダーが飛び散らないように気をつけます。

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色を塗る

⑫次は色を入れます。私の場合は目の周りに青、唇と口の端に赤を入れるだけです。まず、毛筆を使って、額の右側の白く塗ったところを縁取りするようにこめかみまで塗ります。
白く塗ったところに上塗りしてしまうと、色が薄くなってしまうので外側に塗ります。同じ太さよりも太い細いの変化をつけた方が美しいと思います。馴れないと左側が難しいです。この青いラインはクラウンの眉毛です。
⑬赤を口の端に塗ります。口角を上げたときに唇の端に円形の部分ができます。そこを中心に赤く塗っておくと、笑顔が引き立ちます。唇は下唇を厚く塗る方が優しい表情になります。口を開いた状態で少し中まで塗り、すぐにパウダーで抑えましょう。口を閉じると上下の赤がついてしまうからです。唇を指で抑えて、赤がつくようならもう一度パウダーをつけます。
⑭鼻にはあとで「クラウンノーズ」をつけますが、私は鼻の頭も赤く塗っておきます。万一、鼻が取れたときのためです。実際、子どもに鼻をもがれたこともありますし、汗で取れてしまったこともあります。子どもの夢を壊さないようにするためです。これは先輩のクラウンに教えてもらいました。
⑮赤い鼻をつけたクラウンは酔っ払いなので、私の場合目の下からこめかみにかけてと目と目の間に少し濃い目の「肌色のドーラン」を塗っています。ちょっと顔が赤い感じになります。また、これはちょっと年齢を、つまりシミを隠す意味もあります。
⑯目の上と下に縦線を入れます。黒を「毛筆」で塗るか、「アイライナー」「アイペンシル」を使います。笑ったときに本来の目とこの線とが十字になるようにします。片目ずつつぶって反対の目を描きます。難所の一つです。
⑰色をすべて塗り終わったら、塗った部分だけパフでパウダーをつけていきます。パフ本体に色が付かないように確認しながら、しっかりパウダーで抑えます。他の部分に色がついてしまうとなかなか修正できないので、慎重にやります。最後に塗った部分を指で抑えてパウダーをなじませます。色が指につかないか、パウダーがしっかりついているか確認します。それから、小さなハケを細かく動かして余計なパウダーを落とします。線のところは線に沿って落とします。慎重にやりましょう。

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続く……

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クラウンメイクで遊ぼう!(1) [クラウンメイク]

クラウンにメイクは欠かせません。

まず、メイクに必要な道具です。

ヘアーバンド・タオル・新聞紙・下地クリーム(またはローション)

「クラウンホワイト」…白塗り専用のドーラン。あまり厚くならない「ライト」など様々な種類があります。外国製がほとんどかな。

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「ヘラ」…あると便利。アイスキャンディーの棒でもいいくらい。私はペーパーナイフで代用しています。
「毛筆」…3本ぐらいはあった方がいいです。一度に6本使うことはありません(笑)

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「スポンジ」…メイク用のスポンジ。普通の化粧用。なくても可。
「綿棒」…メイクの輪郭などの修正に必要です。

「パウダー」と「パフ」…「パウダー」はできれば舞台用の無色の粉白粉がいい。私の劇団でも「ベビーパウダー」を代用しており、それでテカリは抑えられるのですが、「クラウンホワイト」の場合は、自分や子どもが触っても付かないこと、長い時間メイクを保てることが大切なので、専用のものを使っています。後ろの容器はクラウン専用のパウダーです。前のものは舞台化粧用の透明パウダーです。

「ハケ」…メイク用のハケです。大きいものと小さいものがあると便利です。

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「色」…赤・青・黒・肌色のドーランです。パレット(数色セット)があります。私も赤・青・黒・白・肌色のパレットを使っています。

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「アイライナー」「アイペンシル」…黒または茶。私はずっとアイペンシルを使っていましたが、最近はリキッドタイプ(黒)を使っています。

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「クラウンノーズ」「スピリットガム」(接着剤)…私はビニール製のクラウンノーズを使っています。様々な形があるので付けるのも楽しいのですが、「スピリットガム」(左端)の匂いでクラクラするときがあります。裏側がスポンジになっていて、そこにガムを塗るのですが、何度も使用すると接着剤がこびりついてゴワゴワになります。消耗品と考えた方がいいでしょう。私は10個近く持っていて、それぞれ形も微妙に違うので、気分で鼻を変えています。右下にあるのが、専用のテープです。かなり強力なので私は接着剤と併用しています。他に専用の「リムーバー」(剥離剤)や「クリーナー」(洗浄剤)も売っています。

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「ティッシュペーパー」・「洗顔石鹸」・クリームまたはローション

これらを収納するケース…私は無印良品の化粧道具入れを使っています。軽いので持ち運びにも便利です。大きいものと小さなものを使い分けています。

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続く……

↓ 私が参考にしたクラウンメイクの本です。全文英語ですけど難しくはありませんよ。


Strutter's Complete Guide to Clown Makeup

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  • 作者: Jim Roberts
  • 出版社/メーカー: Java Pub Co
  • 発売日: 1991/03/01
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