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幼稚園であそぼ!(2) [幼稚園パフォーマンス]

パフォーマンスしましょ
 
 はじめの内はバルーン(動物や剣など)を配ることが中心でした、園児全員にバルーンが行き渡るようにと、前日保護者の方たちにバルーンモデリングを指導し、みんなでたくさんのバルーンを作りました。保護者の皆さんはとても熱心でしたので、簡単な動物ぐらいはすぐに作ることができるようになりました。ただ、風船のこすれる音が苦手な人、破裂が怖くてねじることができない人もいます。無理強いしないこと、これがクラウンの心得ですからそういう人に無理に勧めたりはしません。
 当日は、作り置きしたバルーンを配ると同時に、抽選に当たった子ども達にバルーンモデリングを見せました。子ども達は小さな椅子に腰掛け私がペンシルバルーンをねじって動物や剣などを作るのをじっと見つめて待っています。中には全く興味がないというようにそっぽを向いている子もいます。できあがった動物を見たときの子どもたちの笑顔。お母さんたちがそばにいらっしゃると「ありがとうは」と子どもに促すのですが、実はそんなものは無用です。彼らの表情が、笑顔がもう「ありがとう」をしっかり伝えてくれていますから。そっぽを向いていた子たちも大体は受け取るときには笑顔です。私の手から奪うようにしてバルーンを持ち去る子もたまにいますが、やはり内心はうれしくてたまらないのです。ただ、それを表現するのが苦手なだけなのです。
 保護者の皆さんは結構楽しんでくれたと思うのですが、抽選で当たった子どもたちが、バルーンの出来上がりを待っていると、他のイベントに参加できないということで、この形は3年ほどでやめました。
 その後は、お客さんが100名ほど入るホールで10分程度のパフォーマンスをやるようになりました。数分おきに3ステージ。完全入れかえ制。私は原則しゃべらないクラウンなのですが、進行の先生が私の動きに合わせて即興で解説してくれるので全然困りません。それにしても幼稚園の先生はすごい。これまで何人か担当の先生が変わったのですが、私のやっているパントマイムを瞬時に理解して、子ども達に絶妙なヒントを与えます。けして答えを無理強いしない点もすばらしい。私の方もはじめの内はわかりやすいマジックやジャグリングを中心とした演目を多くしていましたが、途中から進行の先生の力を頼りにしてパントマイムの演目を増やすことができるようになりました。

つづく
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