SSブログ
バルーン ブログトップ

披露宴でバルーンパフォーマンス [バルーン]

従弟の結婚式が福岡県の博多天神でありました。

披露宴で「何かやってよ」と言われたので、得意の「キッシングプードル[犬]インザハート」つまり、ハートの中でプードルがキスしているものを、その場で作って新郎新婦にプレゼントすることにしました。もちろん、作りながらスピーチもやりますよ。

ところがね。前日の夜中に従弟からlineがあり、当日誕生日の人が2人いるので、バルーンをプレゼントしてほしいと無茶な注文。原則的に結婚披露宴についてはノーを言わないようにしているので「了解」と返事をしたものの、さあたいへん。結婚式から披露宴の間にそんなスキがあるかしらん?

博多の天神には初めて行きましたけど、人が多くてびっくり。オシャレで綺麗な女性がたくさんいました。東京よりと比べてはっきりしたメイクの人が多いかも。メイクなら私も負けませんよ。クラウンメイクだけどね。

博多から天神へは空港線という地下鉄を利用しました。式場は西鉄天神駅の近くだったので、地下鉄天神駅から新しい地下街を10分ほど歩いて、ちょっと迷ったけど、無事に到着。

結婚式のあとの親類の写真撮影の前に少し時間があったのでバルーンの準備をはじめました。あとは披露宴がはじまる直前の時間やお色直しの時間を使って、とりあえず誕生日プレゼント[プレゼント]用の2つと、新郎新婦に贈る分の、ハート以外のバーツを作りました。パーツをあらかじめ作るのは、パフォーマンスの時間短縮のためです。余興はせいぜい5分ぐらいの予定になっているので、このような工夫が必要なのです。

こういう会場は冬場でも暑いくらいなので、破裂する危険があります。だから、かならず予備もいくつか作っておきます。ふつうは薄いブルーとピンクでオスメスのプードルを作りますが、披露宴ではハートを赤系の色にするために、黄色のメスプードルにしてみました。

パフォーマンスもスピーチも大成功!

新郎新婦も、叔父叔母も喜んでくれました。

新郎新婦ともに背が高くて美男美女です。皆さんいい人ばかりで、楽しい披露宴でした。

さて、明日は太宰府にお参りしよう。


nice!(0)  コメント(0) 

今日もバルーンで遊んだよ。 [バルーン]

ホントに久しぶりにバルーン教室。相手は高校生。

あんなにあったハンドポンプが17本しかない。ダース売りの安いポンプを3ダース買ったんだけど、バルーン教室で上げてしまったり、壊れたりして今はこれだけ。今回も1本壊れた。今はダース売りのポンプの販売はないけどぜひ再開してほしいな。

1クラス41人にツイストバルーンを5袋用意した。ひとり当たり10本以上あるので、50分という時間を考えると十分かな。とにかくポンプが足りない。




まずはバルーンの扱い方。
膨らます前によく伸ばすこと。
ここで、パフォーマンスをひとつ入れたいところだけど、時間がないのでガマン。

さて、次はポンプで膨らましてみよう。
案の定ポンプ不足。慣れないデュアルポンプにみんな戸惑っている。
膨らましたら、もう一度伸ばそう。大丈夫。風船は引っ張る力にはとても強いんだよ。ホラネ。

見本を見せて。サア、最初はこれを作ってみよう。記念すべき初めてのヒネリにみんなドキドキ。出来るとまるで幼稚園児のようなあどけない笑顔。これだからバルーンはやめられない。

あっと言う間に基本の動物完成。

仕上げに尻尾を膨らましてみようか。
テクニックを伝授。なかなか難しいね。
出来ても戻っちゃうよー!

さて、次はプードルに挑戦だ。
頭はループツイストで作ってみよう。
脚の飾りは小さくね。どう出来た?

このあたりから男子の一部は遊びはじめる。中学生や高校生はちょっと照れくさいのかな。必ず変なもの作り出す子がいるんだよね。とみんなの注目を集めてあげる。

やや、もう時間!
急いでチューリップツイスト(剣の柄飾り)とピンチツイスト(熊の耳)、それからバルーン・イン・バルーン(風船の中に風船の玉を入れる)を披露して終了。



チューリップツイスト


熊の耳がピンチツイスト

バルーン・イン・バルーンのやり方どえす


①バルーンの端に玉を作りまーす。


②左人差し指で玉をバルーンの中に押し込みまーす。


③左人差し指先を曲げて、内側のバルーンを引きちぎりまーす。ここが難しいでーす。


④玉がバルーンの中に出来ますが、油断すると空気が抜けまーす。左人差し指の周りから空気が抜けないように気をつけて、人差し指を抜きながら……


⑤……ながら、玉とつながっている風船の糸(いわばへその緒)を引きちぎり、口を結びまーす。そうすると、あら不思議、風船の玉が風船の中に。

反省
もう少し長くやりたかった。
ポンプが少ないのはやはりきついです。
どっかに安くて丈夫で使いやすいポンプはないものか。

バルーン教室おしまい。

バルーンで遊ぼう(3) [バルーン]

応用編だよ。

ある程度作品が作れるようになったら、道は2つ。
一つはネットや本に紹介されている様々な作品に挑戦し、やかてはオリジナルの作品をこしらえて紹介するクリエーターを目指す道。作品を人に上げたり、目につくところに置いてもらいましょう。みんな喜びますよ。
もうひとつは様々なイベントで子供たちに作品を作ってあげるパフォーマーを目指す道。風船一本であっという間に動物や剣を作ってみせます。子供の目が輝きますよ。

凝った作品は作り上げるのにどうしても時間がかかるので、パフォーマンスには向きません。特に後ろで順番を待つ子供がいるときはね。でも、最近の若いバフォーマーはアニメキャラクターなどを短い間に作ったりするので驚きです。若さにはかないまへん。

では、ここからはパフォーマンスについて。
ほんの1、2分とは言え、風船で何かを作るあいだ子供を待たせることになります。長い列になることもあります。単純な造形を選んでなるべく待たせないことも大切ですが、列の後ろの子たちも楽しめるパフォーマンスをすることも必要です。

私の場合は、クラウンのコスチュームや仕草がひとつのパフォーマンスです。
さらに、大きなポンプで盛り上げます。ひと押しで260一本を完全に膨らますことができます。これだけでもオーッという歓声が起こります。購入した当時は個人輸入しか入手する方法がなくてコストがかなりかかりましたが、今思うと買ってよかった。私のよきパートナーです。ただし、紙製なので雨に弱いのが玉に瑕。




そうそう膨らます前にバルーンを伸ばすのですが、ここでもパフォーマンス。伸ばしながら子供の背丈を測ったり、身体に巻きつけたりして見せます。最後は誰かに端を持ってもらい、いい放しちゃだめだよとパントマイムで伝えてから、いきなり走り出す。相手が我慢できずに放すとパチーン。イタタタとオーバーに痛がってみせます。

リクエストに応えて動物や剣を作りますが。犬の場合には最後に尻尾をフーッと吹いてもらい、タイミング良く尻尾の先を膨らまします。子供の顔が花が開くようにパッと笑います。丸い尻尾の先を振って、ワンワンと鳴きマネ、子供の顔に命を吹き込まれた犬がじゃれつきます。楽しい瞬間です。

では、尻尾を膨らましてみましょう。


左の親指と人差し指で風船の先端をつまみ、伸ばしながら掌で握ります。

右手は膨らんだ部分を掌で包むように持ちます。

そのまま右手でギュッと風船を握ると先端が膨らみます。右手の掌から風船の空気が漏れないように握るのがコツ。このコツさえつかめば簡単なのですが、最初はなかなか出来ずにイライラするかも……。

剣の場合は最初に チューリップツイストで 柄飾りを作ります。できたらお客さんに飾りを手のひらでポンポンと軽く叩いてもらいます。次に鍔の部分を二重に折って準備をし、1、2、3と元気よくかけ声を掛けてもらいます。エイッという気合いとともにひねり、一瞬で剣な出来上がり。これも男の子にウケるパフォーマンスです。

「柄飾り」(チューリップツイスト/シューマイひねり)にチャレンジ



風船を縛るときに出来た結び目を押し込むように、左手の人差し指を風船の中に入れます。

右手の指で外から結び目をつまみ、そのまま何度かねじります。5、6回ねじりましょう。

左手の人差し指以外の指を使って、人差し指を抜きます。抜いたら手を離さずにシューマイ状の風船を他の部分に押し付けるようにしましょう。

そっと手を離して、元に戻らなければ完成です。チューリップツイストはチューリップはもちろん、様々な飾りに使えて便利ですが、元に戻りやすいのが欠点です。剣を作ると何度も修理を頼まれますから、覚悟してください。修理もまた子供と触れ合う良い機会だと思いましょう。

では、皆さんバルーンツイストを楽しみましょう。

バルーンで遊ぼう(2) [バルーン]

 さて、バルーンを扱う場合のポイントは次の4点です。

  1 小さな子どもに風船を与えないこと。
  2 購入する店によってバルーンの状態が異なること。
  3 ブランド(メーカー)によって硬さや色合いが異なること。
  4 購入後の管理によってバルーンの状態が変わること。

 以下、この4点について詳しく説明します。

1 小さな子どもに風船を与えないこと。

 意外と知られていませんが、風船(ゴム製に限る)という玩具は、天然ゴムを材料としているので、自然の中に落ちてもやがては土に還る環境に優しい玩具です。生きた鳩の代わりに白い風船の鳩を飛ばしたり、イベントでたくさんの風船を空に解き放ったりするのは、どこへ飛んで行っても環境を壊さないものだということが分かっているからなのです。もちろん、子どもが口に入れても、誤飲してしまっても安全です。ただし、膨らんだままの風船を口の中で破裂させてしまうと、ノドに詰まらせて窒息するという事故がないわけではありません。ですから、まだ風船を風船と認識できない小さな子、つまり風船をただなめたり、噛みついたりするような年齢の子には風船を与えないでください。また、ある程度の年齢の子どもでも口に入れたりしないように大人が気を付けてあげてください。これが風船を扱う場合に第一に気遣うことです。あなたがツイストバルーンを使って可愛い動物を作り、誰かに上げるときにはこのことも同時に伝えておきましょう。「小さなお子さんが口に入れないように気を付けてください。破裂して窒息する危険があります」と。安全に遊ぶこと。これが何より大切です。

DSCF4453 (1024x768).jpg
コアンもバルーンが大好き。よくかみついて遊びます。でも、のどに詰まらせるといけないのですぐに取りあげちゃいます。

2 購入する店によってバルーンの状態が異なること

 はじめてバルーンモデリングをやろうとするあなたは、どこでバルーンを手に入れるでしょうか?まずは、どこか近くに売っていないか散歩がてら出かけてみるでしょうか?幸運にも近くの店で、ポンプやバルーンモデリングの基礎を書いた説明書、それにツイストバルーンがセットになった入門キットを見つけます。よかった。値段もそんなに高くない。
 早速、家で遊んでみます。あなたがお父さんなら、まずポンプを使わず、自慢の肺活量を活かして膨らまそうとするでしょう。「まず、こうやって風船を伸ばすんだ」と言いながら、両手で風船を引っ張り、やおら口から息を吹き込みます。そして、意外にも簡単に風船は膨らみます。「お父さん、すごい!」「なんだ、ポンプなんかいらないじゃないか」という会話になるでしょう。ところが肝心の動物作りをしようとすると、簡単に破裂してしまい、お父さんは何度も何度も風船を膨らます羽目に陥ります。しかもやっと作った動物の色合いが、大道芸人にもらったバルーンのように鮮やかじゃない。「つまんない」と子どももすぐに飽きてしまい、あなたの家でバルーンモデリングの火は消えてしまいます。
 もちろん、すべてがこうなる訳ではありませんが、実は店頭販売のバルーンには大きな欠点があるのです。それはバルーン自体に消費期限があるため、どうしても倉庫や店頭に、長く置かれたバルーンは品質が劣化してしてしまうのです。先に書いたように、バルーンはほとんど天然ゴムを材料として作られています。自然の中に捨てても、やがて土に還っていくクリーンな玩具です。しかし、そのために寿命は短く、また熱や日光にとても弱い。大道芸人にもらったバルーンが屋外で日に当てているうちに、みるみる光沢を失ったり、あるいは破裂したりした経験はありませんか。そして大事に家に飾っておいても、ほんの数日の間にしぼんでしまうはずです。
 ですから、バルーンは購入する店を選ぶ必要があります。私が始めた17、8年前は国内にバルーン専門店はありませんでした。一部の玩具問屋で購入することもできましたが、国内ではそれほど需要がないので、倉庫に長く保管されていたバルーンの品質はあまりよくなかったのです。仕方がないのでパソコン通信の先輩たちの書き込みを参考にし、個人輸入をすることにしました。アメリカのテキサスにある有名な店です。見積もりをEメールでとり、注文はエアメール(国際郵便)でした。当然英語です。あるとき、1袋1グロスのはずが、1袋100本になっていて苦情のメールを書いたことがあります。向こうからの返事に「お父さんお母さんとよく話し合って」と書かれていて笑いました。あまりに拙い英文だったので、子どもと勘違いされたのです。それからもあえて大人であることは知らせずに取り引きを続けました。とても親切にしていただきました。トムさん、ありがとう、そして、ごめんなさい(笑)
 最初に輸入したのは260Qでした。比較的柔らかく口でも膨らますことができそうでした。でも、実際には1本膨らますと顔が真っ赤になってしまいます。ある大道芸人が3本を一気に膨らますのを見たことがありますが、あれはすごいことです。その頃はちょうど1ドル80円程度の円高の時代だったので、比較的安く手に入れることができました。260Qのアソートが1袋1グロス(144本)入りで6ドル(480円)だったと記憶しています。ただし、先に述べたように品質を落とさないために船便は使わないので、空輸することになります。その費用がとにかく高くて困りました。
 今では「ツイストバルーン」とネットで検索すれば、国内でも購入できる店を探すことができます。できれば、その中でバルーンを専門に扱っている店を選びましょう。バルーンだけで商売が成り立っている店なら、常に新鮮なバルーンを供給できるはずです。また、現在は、私がはじめて個人輸入したテキサスの店でも簡単にツイストバルーンを購入できます。ただし空輸の費用を含みますし、あいにくの円安ですのでけして安くはありません。
英語に強い方などはこちらを試してみるのもよいでしょう。サイトを自動で和訳してくれる便利な時代ですが、カタログの日本語訳は、ほとんど何のことか分かりません(笑)

DSCF4469 (1024x768).jpg
上が260Q、下が260Sです。上の風船は少し色移りしています。このように他の色が移ってしまうことはよくあります。避けられないことなのでクレームはやめておきましょう。実は……。

DSCF4470 (1024x768).jpg
……膨らましてみると、あまり気にならなかったりします。260Qの黄色はクラシックアソートでは、このようにクリア(透明)です。よく見てください。上下ともにほぼ同じ位置に丸い風船を入れています。でも、上は不透明なので見えません。このようにパフォーマンスによって選ぶ風船も変わってきます。私の感覚ではクリアの風船はキレイですが、不透明と比べて劣化しやすい気がします。間違いだったらごめんなさい。

DSCF4471 (1024x768).jpg
ついでなので、クリアの黄色で基本の動物を作ってみました。赤ちゃんがお腹にいるみたいでしょ。

3 ブランド(メーカー)によって硬さや色合いが異なること。

 前に書いたように、私が初めて使ったツイストバルーンは260Qでした。Qualatexはゴムの硬さ(厚さ)がほどほどで、とても扱いやすい(ひねりやすい)風船です。他のブランド(メーカー)のものは、大体これより少し硬いか少し柔らいんです。硬い(厚い)風船を口で膨らますには、かなりのテクニックが必要になってきます。ただし、一度作りあげてしまえば空気が抜けにくく長持ちします。逆に柔らかい(薄い)ものは口でも簡単に膨らますことができ、ひねって形を作るのも楽です。ただ、作ったものはすぐに空気が抜けてしまいますし、劣化が早いので長く保存できません。したがって、まずは260Qを試して、少し馴れたら自分に合った硬さのものを探すとよいかもしれません。大道芸人さんのように口で膨らますことにこだわる人もいるでしょうね。もちろん、できる人はやった方がいいです。それも1つの芸になるはずです。ただ、無理して口で膨らます必要はないと思います。特にたくさんの子どもたちに次々とバルーンモデリングをしてみせなければならないときには、迷わずポンプを使いましょう。私はポンプ派です。愛用している大きなポンプは一押しで2601本を最大に膨らますことができます。このポンプを一押ししてツイストバルーンを一気に膨らますだけで、観客は驚きの声を上げます。要はポンプで風船を膨らます時間を休み時間にしなければいいのです。踊りながらでも、歌いながらでも、とにかく観客の目を引きつける工夫さえあれば、口で膨らますことにこだわる必要はありません。
 私が今でも260Qを使う理由の1つは、その色合いです。特にピンクとブルー、そしてホワイトが格別に上品な色合いなので、この3色は必ず単色で購入するようにしています。私が好んで作るのは、定番のプードルとクマです。ピンクで雌を、ブルーで雄を作るようにしています。ホワイトでは、やはり定番のうさぎや白鳥を作ります。今ではパステルカラー、ネオンカラーなど様々な色合いのツイストバルーンが販売されているので、それらを使って様々なモデルを試してみるといいでしょう。

DSCF4459 (1024x768).jpg
上が260Q、真ん中が260Sの青。下は260Sの他の種類の青です。

DSCF4465 (1024x768).jpg
260Qのピンクと青で「キッシングプードル」を作ってみました。

4 購入後の管理によってバルーンの状態が変わること

 ツイストバルーンの管理方法については、すべてのツイスター(バルーンモデリングを楽しむ人々)の課題だと思います、バルーンは高温と日光を嫌うので、冷暗所に置くのがいいようです。冬場はクローゼットにでも入れておけばいいのですが、問題は夏ですね。特に夏場のバルーンの保管は気を遣います。
 最も簡単なのは、冷蔵庫に入れることです。袋のままで入れると嵩張るので、ジッパーのついた大きめのビニール袋に入れ替えます。できれば、ツイストバルーンを曲げずに入れられる大きさだといいですね。なかなかこの大きさがないので、私は袋を2つ使って、1つはジッパーの部分を切り、もう1つは底の部分を切って、2つを重ねてテープで貼って長さを出しました。その中にツイストバルーンを並べます。曲げないことで、劣化しにくくなります。空気を抜いてジッパーを閉めれば完璧です。これだとあまり場所をとらずに冷蔵庫に入れることができます。野菜室の隅で十分です。「何これ?」と奥様(または旦那様)に咎められることは覚悟してください。
 劣化した風船は、ねじっている間に破裂しやすくなります。日光に当たると色合いも台無しです。馴れて来ると、膨らましただけで劣化しているかどうか分かるようになります。新鮮な風船は少し硬い感じがして、ねじるときに手ごたえがありますが、劣化すると弱々しく、頼りなく感じられます。一度、劣化したものは再生できないので、練習用に使うしかありません。あまりもったいないと思わずに、購入したらどんどん練習のために使うのがいいと思います。作れば作るほど質の高いものを早く作ることができるようになります。
パフォーマンスの場合はもちろん、人にプレゼントする風船は、必ず新鮮な風船を使いましょう。どんなに心を込めて美しいバルーンを作っても、新鮮な材料を使っていなければ価値は半減します。

DSCF4467 (1024x768).jpg
260Qの白と260Sの青で「白鳥の湖」を作ってみました。コアンがいるのわかりますか?

DSCF4473 (1024x768).jpg
今回の出演者勢揃いです。パーティだ。あれっ?コアンはどこ?

                            つづく

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 大道芸・パフォーマンスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ パントマイムへ
にほんブログ村


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

バルーンで遊ぼう(1) [バルーン]


バルーンモデリングとの出遭い

 17、8年前のことです。まだインターネットではなく、パソコン通信だった頃のことです。もともとマジックに興味があった私は、最初に「マジック」のメーリングリストに参加し、やがて「バラエティアート」と呼ばれるものに魅かれるようになりました。そこで色々な先輩たちと出遭ったのですが、中でもある方がとても親切にしてくださり、様々な資料やアドバイスをいただきました。そして、ある時その方から「バルーンモデリング」を紹介されたのです。「バルーンモデリング」とは「アートバルーン(バルーンアート)」「バルーンスカルプチャー」「バルーンマジック」などとも呼ばれ、ペンシルバルーン(最近はツイストバルーンと呼ぶことが多い)という細い風船で動物などを作る芸のことです。今ではメジャーな「バルーンモデリング」ですが、当時の私はまったく見たことがありませんでした。すっかりハマってしまった私は、バルーンを個人輸入したり、動物を作っては近所の子ども達にプレゼントしたりしていました。その先輩に誘われて斯界の第一人者マービン・ハーディ氏のワークショップに参加したのもこの頃です。

ツイストバルーン(ペンシルバルーン)

DSCF4450 (1024x768).jpg
 上が260Q、下が260S。少しだけSの方が長いですね。実際膨らましても少しSの方が長いです。色も少しSが濃く見えますが……。

 バルーンモデリングで使うのは主に「ツイストバルーン」または「ペンシルバルーン」と呼ばれる風船です。私が始めた頃は、その形から「ペンシルバルーン」と呼んでいましたが、最近はその用途から「ツイストバルーン」(ひねる風船)と呼ぶことが多いようです。以下、「ツイストバルーン」と呼ぶことにします。ツイストバルーンにはその長さと太さ(直径)によって「260」「160」「350」などの種類があります。いちばんよく使われるのは「260」です。最初の「2」が太さを表す数字で、膨らますと最大で2インチ(約5センチ)になるという意味です。次の数字「60」が長さを表していて、やはり膨らました長さが最長で60インチ(約150センチ)になるという意味です。

「160」 太さ  1インチ(約2.5センチ)
     長さ 60インチ(約150センチ)
「350」 太さ  3インチ(約7.5センチ)
     長さ 50インチ(約127センチ)

 バルーンモデリングをやるときに、この最大の太さと長さにまで膨らますことはほとんどないので、数値を気にする必要はありません。それより、それぞれの太さと長さを感覚としてつかむことが大切です。
 また、カタログには「260Q」「260S」「260B」など、数字の後ろにアルファベットがついています。これはブランドの頭文字です。「Q」はQualatex(クアラテックス)、「S」はSempertex、「B」はBetallatexなどです。1袋100本入りでアソート(詰め合わせ)で売られていることが多いのですが、20本のミニセットやプロ向けの250本セット、あるいはアソートではなく単色の販売もあります。はじめての購入の場合には100本入りのアソートで十分だと思います。自分の得意なものが決まったら、それに合わせて単色をそろえたらどうでしょう。白鳥やうさぎなどはやはり白で作りたいですよね。定番のプードルなどもそれぞれ好みがあり、私はだいたい260Qのピンクかブルーで作ります。

DSCF4455 (1024x768).jpg
 上が260Q、下が260Sで作ったプードルです。……膨らますと色はほとんど同じ。ひねるときにほんの少しだけSの方が固い感じがします。光沢はやはりQがきれいです。価格が高いだけある。

 Special thanks! コアン(我が家のネコ)。プードルにかみつかず我慢しました。エライ!
 
                                                 つづく

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 大道芸・パフォーマンスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ パントマイムへ
にほんブログ村
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能
バルーン ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。