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バルーンで遊ぼう(1) [バルーン]


バルーンモデリングとの出遭い

 17、8年前のことです。まだインターネットではなく、パソコン通信だった頃のことです。もともとマジックに興味があった私は、最初に「マジック」のメーリングリストに参加し、やがて「バラエティアート」と呼ばれるものに魅かれるようになりました。そこで色々な先輩たちと出遭ったのですが、中でもある方がとても親切にしてくださり、様々な資料やアドバイスをいただきました。そして、ある時その方から「バルーンモデリング」を紹介されたのです。「バルーンモデリング」とは「アートバルーン(バルーンアート)」「バルーンスカルプチャー」「バルーンマジック」などとも呼ばれ、ペンシルバルーン(最近はツイストバルーンと呼ぶことが多い)という細い風船で動物などを作る芸のことです。今ではメジャーな「バルーンモデリング」ですが、当時の私はまったく見たことがありませんでした。すっかりハマってしまった私は、バルーンを個人輸入したり、動物を作っては近所の子ども達にプレゼントしたりしていました。その先輩に誘われて斯界の第一人者マービン・ハーディ氏のワークショップに参加したのもこの頃です。

ツイストバルーン(ペンシルバルーン)

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 上が260Q、下が260S。少しだけSの方が長いですね。実際膨らましても少しSの方が長いです。色も少しSが濃く見えますが……。

 バルーンモデリングで使うのは主に「ツイストバルーン」または「ペンシルバルーン」と呼ばれる風船です。私が始めた頃は、その形から「ペンシルバルーン」と呼んでいましたが、最近はその用途から「ツイストバルーン」(ひねる風船)と呼ぶことが多いようです。以下、「ツイストバルーン」と呼ぶことにします。ツイストバルーンにはその長さと太さ(直径)によって「260」「160」「350」などの種類があります。いちばんよく使われるのは「260」です。最初の「2」が太さを表す数字で、膨らますと最大で2インチ(約5センチ)になるという意味です。次の数字「60」が長さを表していて、やはり膨らました長さが最長で60インチ(約150センチ)になるという意味です。

「160」 太さ  1インチ(約2.5センチ)
     長さ 60インチ(約150センチ)
「350」 太さ  3インチ(約7.5センチ)
     長さ 50インチ(約127センチ)

 バルーンモデリングをやるときに、この最大の太さと長さにまで膨らますことはほとんどないので、数値を気にする必要はありません。それより、それぞれの太さと長さを感覚としてつかむことが大切です。
 また、カタログには「260Q」「260S」「260B」など、数字の後ろにアルファベットがついています。これはブランドの頭文字です。「Q」はQualatex(クアラテックス)、「S」はSempertex、「B」はBetallatexなどです。1袋100本入りでアソート(詰め合わせ)で売られていることが多いのですが、20本のミニセットやプロ向けの250本セット、あるいはアソートではなく単色の販売もあります。はじめての購入の場合には100本入りのアソートで十分だと思います。自分の得意なものが決まったら、それに合わせて単色をそろえたらどうでしょう。白鳥やうさぎなどはやはり白で作りたいですよね。定番のプードルなどもそれぞれ好みがあり、私はだいたい260Qのピンクかブルーで作ります。

DSCF4455 (1024x768).jpg
 上が260Q、下が260Sで作ったプードルです。……膨らますと色はほとんど同じ。ひねるときにほんの少しだけSの方が固い感じがします。光沢はやはりQがきれいです。価格が高いだけある。

 Special thanks! コアン(我が家のネコ)。プードルにかみつかず我慢しました。エライ!
 
                                                 つづく

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